No.008 アイスボンボン
販売方式:バラ売り
販売価格:10円/1個
- クリーム色の小さなゴム風船に積め込んだ直径5~6センチくらいのアイスクリーム。
- 間違っても、食べる前にボンボン遊びをやってはならない。正式な作法はゴムの方から口をハズし中身を食べてから、またゴムを付けてボンボン遊びをする・・・しかし、そんな事をしているヤツは1人もいなかった。
- 大抵の場合、反対側の乳首のところから噛みちぎって、しゃぶりついて食べる。そして誰もボンボン遊びなどはやらない。
- 少数だが、丁寧にゴムをハズして、食後は空気を入れて膨らまして風船にするヤツもいた。・・・ごく少数である。
- 手をかけてパッケージされているワリに、ボンボン本来の価値から外れてしまったアイスボンボン。
- じゃあ、最初からカップアイスでも良いのだが、そうはいかない!!そこがこのアイスボンボンの核心部でもある。実はこのゴム風船に包まれていた影響で、ゴム独特の風味と苦味がミックスされ、普通のアイスとはまったく違ったダイナミックな食感に仕上がっていたのである。
- しかし!!!・・・
- それにしても、不衛生なアイスである。
- ハッキリ言って、ゴムの食感の方だけが記憶にある。食べる時のゴムの音さえ耳に残っているくらい・・・。
- 昔と今で、食品衛生法がどのように違っているのかは知らないが、品質管理に相当な配慮が成されている現在は、まず安心であろう。私達や、諸先輩の方々は、過去に人体実験を受けて来た・・・と思っても・・・良い。
